台風と温帯低気圧と熱帯低気圧何が違う?わかりやすいまとめ

台風 生活

夏から秋にかけて台風シーズンです。数年にわたって、何十年に一度の被害です、といった言葉を頻繁に聞くようになりました。
天気予報で、台風が~の海上で温帯低気圧になりました、ということもよく聞きます。

台風が消えた、と思っていても雨風がものすごかったりもします。
熱帯低気圧、という言葉も聞いたことがあります。台風と温帯低気圧、熱帯低気圧は何が違うのでしょうか。

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台風と熱帯低気圧の違い

熱帯低気圧とは、暖かい空気により水蒸気が大量に上昇し渦を巻いたものです。
熱帯低気圧が発達し、中心付近の最大風速が17.2m/sとなると台風と呼びます。熱帯低気圧の大規模なものが台風です。

熱帯低気圧は海水の温度が28度以上の場所を通過すると発達します。

台風と温帯低気圧の違い

台風が温帯低気圧に変わりました、と聞くと、台風が終わったのだと思ってしまいます。台風は渦が巻いた状態ですが、温帯低気圧では前線ができます。
台風が発生し北上していくと、冷たい空気と接触して巻き込み、低気圧の構造に変化が生まれます。ここで前線ができ、温帯低気圧へと変わります。

台風が弱まったから温帯低気圧になるのではなく、構造が変化して温帯低気圧となるのです。ですので、温帯低気圧になったから安心、ということではなく、気象情報をよく確認することが必要です。

台風と爆弾低気圧の違い

ついでに、爆弾低気圧についてまとめておきます。

台風みたいな雨風をもたらす爆弾低気圧。天気予報でよく聞かれるようになりました。では、爆弾低気圧って何?というと急速に発達した温帯低気圧で、熱帯低気圧並みの暴風雨となる低気圧ということです。

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温帯低気圧ということは、前線が存在し、暖かい空気と冷たい空気が存在するということです。
爆弾低気圧のほかに、急速に発達した低気圧、猛烈に発達した低気圧、と呼ぶこともあります。

台風と熱帯低気圧と温帯低気圧の違いまとめ

暖かい空気で水蒸気が上昇し渦を巻いたものが熱帯低気圧
熱帯低気圧がさらに進化し風速17.2m/sとなったのが台風
冷たい空気と暖かい空気で前線があるものが温帯低気圧
急激な発達をした温帯低気圧が爆弾低気圧

私が住んでいるのは新潟県。台風が来る頃にはいつも暑くなります。フェーン現象です。台風の上陸は過去にもほとんどありませんが、豪雨はいつ来るかわかりません。
もしものときに備えて準備はしておきたいところです。

→ 2016年の台風一号は歴史に残る遅さ

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