お盆玉というものがトレンドになりつつあります。お盆に、お年玉のようにお小遣いをあげる習慣です。
子どもたちにとってはうれしいイベントです。正月、お盆、誕生日、クリスマスと年に4回のボーナス。大人にとってはちょっとつらいイベントです。
お盆玉という言葉が出てきたのはそれほど昔ではありません。そして、お盆玉のように、冬の習慣やイベントだったものが夏に出てきているものは他にもありました。
お盆玉はいつからどこ発祥?
お盆玉という言葉は、商標登録されている言葉です。金封などのマルアイという会社が2010年にお盆玉袋を発売しました。お盆玉というネーミングがとてもわかりやすくコンパクトなため、一気に普及したのでしょう。
郵便局や小売店でもお年玉用のポチ袋ではなく、夏をイメージさせるポチ袋を販売するようになってきています。
お盆玉という名前ではありませんでしたが、私の夫の実家(新潟県中越地方)ではお盆にもお小遣いをあげる風習があります。お盆小遣い、祭り小遣いと呼ばれています。8月末にお祭りがあるので、そのときに使ってね、というお小遣いです。
お盆玉の相場
お年玉と違い、それほど高額ではありません。そして、必ず渡さなくてはいけないものでもありません。
我が家の例をあげると、昔は1000円でした。しかし、最近の屋台は1000円などすぐになくなってしまいます。
くじ引き1回300円、お好み焼き500円など高額。
どうせ当たらないからやめな、と言いたいところですが、お祭りは子どもにとっては楽しいもの。あの雰囲気が楽しいものです。ですので、最近では2000円をお盆の小遣い、お盆玉として渡しています。
小学生と高校生がいますが、同額です。お年玉は金額に差をつけますが、お盆玉は同額としています。高校生でもっと使いたいという場合は、他のお小遣いやアルバイトなどで賄ってもらうようにしています。
お盆玉袋の他にも冬のものが夏に売れている
お年玉は冬のもので、お盆玉は夏のもの。このように、冬の風習や習慣に関する商品が夏にも登場する、ということが他にもありました。
甘酒は冬の寒いときに温めて飲むとおいしいですが、実は夏に飲むといい飲み物です。甘酒の季語は夏。甘酒にはブドウ糖、アミノ酸、ビタミンB1、B2、B6などの必須ビタミンなどの栄養素が豊富に含まれています。
夏バテ対策によい飲み物として注目です。
恵方巻も夏に登場するようになってきました。
恵方巻を普及させたのがセブンイレブンと言われています。もともと、恵方巻は季節の節目に食べるものですが、現在は2月の節分に食べるのがメジャーです。
立春、立夏、立秋、立冬と年に4回の季節の節目があります。
そこで、セブンイレブンでは、夏にも食べてもらおうと導入しているそうです。恵方巻は子どもたちも喜んで食べるし、これから広まるかもしれません。
お盆玉のいつからと相場などまとめ
お盆玉は2010年にマルアイが商標登録した言葉。
お盆にお小遣いをあげる風習は昔からある。
相場はお年玉より少額。
私が育った地域ではお盆にお小遣いをあげるという風習はありませんでした。ですので、夫の地域の子どもはうらやましい、と思ったものですが、最近は全国的に普及しはじめています。
子どもに集まるお小遣い、有意義に使ってほしいと願っています。
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