インフルエンザ薬のリレンザとイナビルの違いは何?タミフルはだめなの?

リレンザ 病気

インフルエンザ薬といえばタミフルでしたが、おととしあたりからリレンザが処方され、2016年末のインフルエンザ小規模流行のときに、イナビルを処方されたというかたの話を聞きました。

リレンザ、イナビル、タミフル、違いは何?
タミフルってやっぱり危ないの?

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インフルエンザ薬リレンザ(ザナミビル)

世界で最初に開発されたインフルエンザ治療薬がザナミビルです。商品名がリレンザ。近年、子どもがインフルエンザになるとリレンザが処方されるようになりました。

タミフルがインフルエンザにかかった子どもに異常行動を起こさせる要因ではないかということで、問題となり、リレンザが増えてきました。

2017年2月、リレンザを使用した中学生が飛び降りて亡くなったという報道がありました。タミフルについても、リレンザについても、異常行動との関係ははっきりとしていません。インフルエンザにかかったら、子どもの様子を見守る必要があります。

リレンザは吸入式のため、早く上気道に到達するので、飲むタイプよりも即効性があります。

吸入するタイプの薬なので、子どもや高齢者には難しいです。実際に、幼稚園のころの娘が何度も失敗しました。吸ってと言っても吸入器を加えて息をはいてしまい、薬が勢いよく吹き上がってしまいました。

C型インフルエンザウイルスには無効です。

インフルエンザ薬イナビル(ラニナミビル)

2010年9月日本での製造承認が認められたのがラニナミビル、商品名イナビルです。
2016年から2017年にかけて、イナビルだったよ、という話を聞くようになりました。うちの子はまだ2017年にはインフルエンザになっていないのでわかりませんが、昨年はインフルエンザになったときに、リレンザを処方されています。

一日一回の吸入で済むので、忘れることが減ります。

抗インフルエンザ薬としてA型、B型のインフルエンザに効果があります。
イナビルはリレンザと同様吸入するタイプなので、子どもと高齢者は服用の方法が難しいです。

インフルエンザ薬タミフル(オセルタミビル)

インフルエンザというと、オセルタミビル。商品名のタミフルという名前はとても有名です。今6年生の子どもが小さいころから、タミフルは処方されていました。

カプセルとシロップがあり、飲むタイプの薬なので子どもや高齢者にも服用しやすいです。

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B型には効きにくい傾向があるとされていますが、A型、B型のインフルエンザウイルスに効果があります。C型に効果がある薬がないのは、C型の症状が軽いからなのでしょうか。

また、タミフルといえば、異常行動の問題が大きく取り上げられました。

2007年、タミフルを服用した子どもの異常行動が相次ぐ中で、厚生労働省が十代の未成年患者の使用制限を緊急発表しました。

タミフルに限らず、インフルエンザにかかった子どもの異常行動はあり、因果関係についてははっきりとしていません。

まとめ

リレンザ 一日二回吸入
イナビル 一日一回吸入

どの薬を処方されても共通な注意事項があります
小児・未成年者については、インフルエンザと診断され治療が開始された後は、異常行動発現のおそれがあることから、自宅において療養を行う場合、

異常行動の発現のおそれについて説明すること
少なくとも2日間、保護者等は小児・未成年者が一人にならないよう配慮すること

が必要です。タミフルもリレンザも子どもに飲ませたことがありますが、どちらも同じだという印象でした。タミフルでもリレンザでも、高熱になったときに異常行動のようなものがあったからです。
保護者も忙しく、なかなかつきっきりになることが難しいですが、なるべくそばにいてあげることが、危険から守ることにつながります。

手洗いうがい、マスク、加湿、十分な睡眠などで予防しつつ、もしインフルエンザにかかったら、できる限り様子を見守りましょう。

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